特定技能ビザは自分で申請できる?自社申請のメリット・デメリットと挫折ポイント

特定技能ビザは自分で申請できる?自社申請のメリット・デメリットと挫折ポイント
📝 特定技能の申請

特定技能ビザは自分で申請できる?
自社申請のメリット・デメリットと
よくある挫折ポイント

「行政書士に頼むと費用がかかる。自分でできないか?」——そう考える企業の人事担当者は多いです。結論から言うと、自分で申請することは可能です。ただし、知っておくべき現実があります。

⏱ 読了時間:約8分 📅 2026年1月更新 ✍️ 行政書士 鹿間英樹

📌 この記事の結論

自社申請は「できる」。
ただし、想像以上に大変。

多くの必要書類、入管からの追加資料要求、不許可リスク…。
「1回やってみて二度とやりたくない」という声が多いのが現実です。

特定技能の申請は自分でできる?【結論】

はい、できます。特定技能の在留資格申請に、行政書士への依頼は法律上の義務ではありません。受入企業が自ら申請書類を作成し、入管に提出することは認められています。

特に在留資格認定証明書交付申請(海外から外国人を呼び寄せる申請)では、受入企業が「代理人」として申請できます。届出等の手続きは不要で、すぐに自社で申請を始められます。

📋 この記事で扱う「自社申請」

この記事では、在留資格認定証明書交付申請(海外にいる外国人を日本に呼び寄せる申請)を中心に解説します。この申請では、受入企業が「代理人」として申請書類を作成・提出することが認められています。

ただし、「できる」と「スムーズにできる」は別の話です。

特定技能の申請は、他の在留資格と比べて必要書類が非常に多く、分野ごとに追加書類も異なります。入管業務に慣れていない企業が自社申請すると、想像以上に時間と労力がかかるのが現実です。

⚠️ よくある誤解

「ネットで調べれば何とかなる」「一度やれば次は楽」——そう思っていませんか?

実際には、ネットの情報は古い・不正確なことが多く、入管の運用も頻繁に変わります。1回目の申請で学んだことが2回目では通用しない、ということも珍しくありません。

自社申請のメリット

まずは自社申請のメリットを正直にお伝えします。

メリット①:費用を抑えられる

行政書士に依頼すると、1件あたり5万円〜15万円程度の報酬がかかります。自社申請なら、この費用をゼロにできます。特に複数名を同時に申請する場合、コスト削減効果は大きいです。

メリット②:社内にノウハウが蓄積される

自社で申請を経験することで、外国人雇用に関する知識が社内に蓄積されます。2回目以降の申請がスムーズになる可能性があります。

メリット③:スケジュールを自社でコントロールできる

行政書士に依頼すると、書類のやり取りに時間がかかることがあります。自社申請なら、自分たちのペースで進められます。

✅ 自社申請のメリットまとめ

  • 行政書士報酬(5万〜15万円/件)を削減できる
  • 外国人雇用のノウハウが社内に残る
  • 申請スケジュールを自社でコントロールできる

自社申請の5つの挫折ポイント

ここからが本題です。自社申請を試みた企業が「もう二度とやりたくない」と感じる、よくある挫折ポイントをご紹介します。

1

必要書類が多すぎる

特定技能の申請には、多くの書類が必要です。しかも、「受入企業が用意する書類」「外国人本人が用意する書類」「海外から取り寄せる書類」など、収集元がバラバラです。

※海外から呼び寄せ+初受入れの場合、特に書類が多くなります。

📁 受入企業が用意する書類(主なもの)

  • 特定技能雇用契約書の写し
  • 雇用条件書の写し
  • 登記事項証明書
  • 決算情報(直近3期分)
  • 業務執行に関与する役員の住民票の写し
  • 納税証明書(源泉所得税及び復興特別所得税)
  • 納税証明書(法人税)
  • 納税証明書(消費税及び地方消費税)
  • 直近1年度分の法人住民税の納税証明書
  • 社会保険料納入状況回答票(または24か月分の健康保険・厚生年金保険料領収証書の写し)
  • 労働保険料等納付証明書(未納なし証明)
  • …など

📁 外国人本人が用意する書類(主なもの)

  • 在留資格認定証明書交付申請書
  • 写真(4cm×3cm)
  • パスポートの写し
  • 技能試験の合格証明書
  • 日本語試験の合格証明書
  • 健康診断書
  • 技能実習評価調書(技能実習からの移行の場合)
  • …など

⚠️ しかもこれだけではない

上記は「基本書類」です。これに加えて、分野ごとの追加書類個別事情に応じた書類が必要になります。

2

分野ごとに追加書類が違う

特定技能には16分野があり、分野ごとに必要な追加書類が異なります。協議会への加入証明、業界団体への届出など、分野固有のルールを把握する必要があります。

「建設分野と介護分野で、必要書類がこんなに違うとは思わなかった。ネットで調べた情報が別分野のもので、一からやり直しになった」
——製造業の人事担当者
分野主な追加書類・手続き
建設建設キャリアアップシステム登録、建設特定技能受入計画の認定、JAC加入
介護介護分野における特定技能協議会への加入
外食業食品産業特定技能協議会への加入
宿泊宿泊分野特定技能協議会への加入
製造業製造業特定技能外国人材受入れ協議・連絡会への加入
3

入管から追加資料を求められる

書類を揃えて提出しても、入管から追加資料の提出を求められることが頻繁にあります。「説明書を出してください」「◯◯の証明書を追加してください」など、対応に追われます。

「完璧に揃えたつもりだったのに、入管から電話が来て追加書類を求められた。専門用語が多くて、何を出せばいいか分からなかった」
——小売業の人事担当者
4

不許可になるリスク

自社申請で最も怖いのが不許可です。不許可になると、外国人の入国・就労が遅れ、採用計画が狂います。また、不許可の理由によっては再申請が難しくなることもあります。

⚠️ 不許可の主な原因

  • 書類の記載ミス・不備
  • 雇用条件が基準を満たしていない
  • 会社の財務状況に問題がある
  • 外国人本人の経歴に問題がある
  • 必要な書類が足りない
5

担当者の負担が大きすぎる

人事担当者は、通常業務に加えて申請業務を行うことになります。書類の収集・作成・入管とのやり取りで、1件あたり20〜40時間かかることも珍しくありません。

「他の業務が完全にストップした。結局、残業と休日出勤で対応することになった。これなら最初から行政書士に頼めばよかった」
——飲食業の人事担当者

💡 自社申請に不安を感じたら

当事務所では、初回相談無料で対応しています。まずはお気軽にご相談ください。

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自社申請に向いている会社・向いていない会社

ここまで読んで「やっぱり自社でやりたい」という方もいるでしょう。自社申請に向いている会社・向いていない会社の判断基準をお伝えします。

✅ 自社申請に向いている会社

  • 入管業務の経験者が社内にいる
  • 申請業務に専念できる担当者がいる
  • 時間に余裕がある(急ぎではない)
  • 1〜2名の申請で、分野が単純
  • 会社の財務状況に問題がない

📝 行政書士に頼むべき会社

  • 入管業務が初めて
  • 人事担当者が他業務と兼務
  • 入社時期が決まっている(急ぎ)
  • 複数名を同時に申請する
  • 建設分野など手続きが複雑な分野
  • 会社に何らかの問題がある(赤字など)

💡 判断に迷ったら

「うちの場合はどうだろう?」と迷ったら、まずは行政書士に相談してみてください。自社申請が現実的かどうか、客観的にアドバイスをもらえます。当事務所では初回相談無料で対応しています。

行政書士に頼むといくらかかる?

「行政書士は高い」というイメージがあるかもしれません。実際の相場と、当事務所の料金を比較してみましょう。

在留資格認定証明書交付申請の料金比較

業界相場

100,000円〜200,000円

大手事務所・東京都心部

当事務所

50,000円〜

業界相場の約半額

申請種類業界相場当事務所
在留資格認定証明書交付申請100,000円〜200,000円50,000円〜
在留資格変更許可申請100,000円〜150,000円50,000円〜
在留期間更新許可申請50,000円〜80,000円30,000円〜

💰 なぜ安いのか?

当事務所では、DX化・業務効率化により、低価格を実現しています。

✅ オンライン申請の活用
✅ クラウドツールによる書類管理
✅ ヒアリングシートの標準化

「安かろう悪かろう」ではなく、効率化によるコスト削減を価格に反映しています。

🤔 自社申請の「見えないコスト」

自社申請は「行政書士報酬がゼロ」ですが、担当者の人件費は発生しています。

仮に担当者の時給を2,000円、申請に30時間かかったとすると、人件費だけで60,000円です。さらに、不許可になった場合の再申請の手間、入社時期の遅れによる機会損失も考慮すると、行政書士に依頼した方が結果的に安くなることも多いです。

まとめ:どちらを選ぶべきか

最後に、この記事のポイントをまとめます。

📝 この記事のまとめ

  • 特定技能の自社申請は「できる」——ただし想像以上に大変
  • 必要書類が多く、分野ごとに追加書類も異なる
  • 入管からの追加資料要求、不許可リスク、担当者の負担
  • 入管業務の経験者がいない場合は、行政書士への依頼がおすすめ
  • 行政書士報酬は「経費」ではなく「投資」と考える

自社申請に挑戦するか、行政書士に依頼するか——どちらが正解かは、会社の状況によって異なります。

ただ、一つ言えることは、「行政書士に頼む」という選択肢を最初から排除しないでほしいということです。

当事務所では、業界相場の約半額で特定技能の申請をサポートしています。初回相談は無料ですので、「自社でできそうか」「どのくらい大変か」を確認するだけでも、お気軽にご連絡ください。

特定技能の申請、お任せください

「自社申請は大変そう」「一度プロに相談したい」
そんな方は、まずは無料相談からどうぞ。

✓ 初回相談無料 ✓ 業界相場の約半額 ✓ 認定50,000円〜 ✓ 全国対応

📋 免責事項

本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の案件への対応を保証するものではありません。具体的なご相談は専門家にお問い合わせください。記載内容は2026年1月時点の情報に基づいています。必要書類や手続きは変更される可能性があります。

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