日本で学びたい!「留学ビザ」取得ガイド
このブログでは、日本に留学したい外国人のための「留学ビザ(Student Visa)」について、やさしい日本語で説明します。留学ビザの取り方、必要な書類、申請方法、日本での生活のルールなどを知ることができます。
このブログを読むと、留学ビザ申請(Application for Student Visa)のことが分かります。そして、あなたの日本留学(Study in Japan)の夢に近づけるでしょう。
このブログの内容
- 留学ビザとは何か
- どんな学校で勉強できるか
- ビザをもらうために必要なこと
- 申請(Application)の手順
- 必要な書類(Documents)
- アルバイト(Part-time job)のルール
- 卒業後(After graduation)の進路
1. 留学ビザとは何か
「留学ビザ」は正式には「在留資格 留学(Status of Residence - Student)」と言います。これは外国人が日本で勉強するためのビザです。このビザがあると、日本の学校で勉強することができます。
ポイント:「留学ビザ」は日本で 勉強するためのビザです。働くためのビザではありません。でも、特別な許可をもらえば、少しだけアルバイトをすることができます。
留学ビザ(Student Visa)の期間は、通常6ヶ月、1年、1年3ヶ月、2年、2年3ヶ月、3年、3年3ヶ月、4年、4年3ヶ月のどれかです。あなたが入学する学校の種類や勉強する期間によって決まります。
2. どんな学校で勉強できるか
留学ビザで、次のような学校で勉強することができます
日本語学校
(Japanese Language School)
日本語を勉強するための学校です。1~2年間勉強します。大学や専門学校に行く前に、ここで日本語を勉強する人が多いです。
専門学校
(Vocational School)
特別な技術や仕事のスキルを学ぶ学校です。IT、調理、デザイン、観光など、色々な分野があります。通常2~3年間勉強します。
大学
(University)
高い教育と研究を行う場所です。4年間勉強して学士号(Bachelor's degree)をもらいます。
大学院
(Graduate School)
大学の後で、もっと専門的に勉強する場所です。修士課程(Master's program)は2年間、博士課程(Doctoral program)は3~5年間です。
大切なこと
留学ビザをもらうには、法務省が認めた学校に入学しなければなりません。すべての学校が留学生を受け入れられるわけではありません。入学を申し込む前に、その学校が「留学ビザ」の学生を受け入れることができるか確認しましょう。
3. ビザをもらうために必要なこと
留学ビザをもらうには、主に3つの条件があります
1入学許可(Admission)
日本の学校から「入学許可書(Letter of Acceptance)」をもらうことが必要です。これは、あなたがその学校で勉強することを学校が許可したという証明です。
入学許可をもらうには、学校ごとに違う試験や手続きがあります。一般的には
- 申込書(Application form)を書く
- 学歴証明書(Educational background documents)を出す
- 日本語能力を証明する
- 面接(Interview)を受ける(オンラインかもしれません)
2経費支弁能力(Financial Support)
日本での生活費と学費を払うお金があることを証明する必要があります。これを「経費支弁能力(Financial Support Capability)」と言います。
証明方法は主に2つあります
- あなた自身のお金で支払う場合:銀行の残高証明書(Bank Balance Certificate)
- 家族などが支払う場合:支援者の収入証明書(Income Certificate)と残高証明書
通常、少なくとも1年間の生活費と学費(約200~250万円)を証明する必要があります。
3学歴・日本語能力(Educational Background and Japanese Language Ability)
あなたが12年間の学校教育を終えたことを証明する必要があります。また、日本語を勉強したことを示す証明も重要です。
日本語能力を証明する方法
- 日本語能力試験(JLPT - Japanese Language Proficiency Test)のN5以上の証明書
- 150時間以上の日本語学習証明書(Certificate of Japanese Language Study)
- 日本語学校の入学試験
注意大学や大学院に入学する場合は、もっと高いレベルの日本語能力(JLPT N2〜N1レベル)や英語能力(English Proficiency)が必要になることが多いです。
4. 申請(Application)の手順
留学ビザの申請は、簡単ではありません。時間がかかるプロセス(process)なので、早めに準備しましょう。通常、入学の5~6ヶ月前から準備を始めます。
留学ビザ申請の基本的な流れ
日本の学校に申し込む・入学許可をもらう
(Apply to a Japanese school and get an acceptance letter)
まず、行きたい学校に申し込みます。そして、学校から「入学許可書」をもらいます。
在留資格認定証明書(COE)の申請
(Application for Certificate of Eligibility)
次に、学校があなたの代わりに日本の出入国在留管理局(Immigration Bureau)に「在留資格認定証明書(COE)」を申請します。この書類はとても重要です。
COEがもらえるまでに約2~3ヶ月かかります。
COEをもらう
(Receive the Certificate of Eligibility)
申請が通ると、COEが学校に送られます。そして、学校からあなたにCOEが送られてきます。
自分の国の日本大使館・領事館でビザ申請
(Apply for a visa at the Japanese Embassy or Consulate in your country)
COEを持って、あなたの国にある日本大使館か領事館(Japanese Embassy or Consulate)に行きます。そこで留学ビザを申請します。
ビザがもらえるまでに約1週間~10日かかります。
日本に入国
(Enter Japan)
ビザをもらったら、日本に行くことができます。日本の空港で入国審査(Immigration Inspection)があります。そこで「在留カード(Residence Card)」がもらえます。
重要
COEがもらえても、ビザがもらえるとは限りません。両方の審査(examination)に通る必要があります。また、COEは発行(issue)から3ヶ月以内に使う必要があります。期限(deadline)に注意しましょう。
5. 必要な書類(Documents)
留学ビザ申請には多くの書類が必要です。主な書類を紹介します
COE申請に必要な書類
- 在留資格認定証明書交付申請書(Application Form for Certificate of Eligibility)
- 写真(Photo)- 3cm×4cm、3ヶ月以内に撮ったもの
- パスポートのコピー(Passport Copy)
- 入学許可書(Admission Letter)
- 最終学歴の卒業証明書(Graduation Certificate)
- 日本語能力の証明書(Certificate of Japanese Language Proficiency)
- 経費支弁能力を証明する書類
- 銀行の残高証明書(Bank Balance Certificate)
- 収入証明書(Income Certificate)
- 納税証明書(Tax Certificate)
- 親族関係証明書(Family Relationship Certificate)- 経費支弁者が家族の場合
- 経費支弁書(Letter of Financial Support)
※学校や状況によって、他の書類が必要になる場合があります。
ビザ申請に必要な書類
- ビザ申請書(Visa Application Form)
- 写真(Photo)- 4.5cm×4.5cm、6ヶ月以内に撮ったもの
- パスポート(Passport)
- 在留資格認定証明書(COE)- 原本(original)
すべての書類は3ヶ月以内に発行されたものが必要です。また、日本語か英語以外の言語で書かれた書類には、日本語か英語の翻訳(translation)を付ける必要があります。
6. アルバイト(Part-time job)のルール
留学ビザは勉強するためのものです。でも、特別な許可をもらえば、アルバイトをすることができます。
資格外活動許可(Permission for Activities Outside the Status of Residence)
アルバイトをするには、「資格外活動許可」が必要です。これは、在留資格「留学」では認められていない活動(アルバイト)をすることの許可です。
この許可は、日本に入国するときの空港や、後で入国管理局で申請できます。無料です。
アルバイトの時間制限
- 通常の授業期間:1週間に28時間まで
- 長い休み(夏休み、冬休み、春休み):1日8時間まで
禁止されているアルバイト
- パチンコ店
- バー、キャバレー、ナイトクラブ
- マージャン店
- その他の風俗営業(Adult entertainment business)の場所
重要な注意点
もしアルバイトのルールを破ると、在留資格が取り消される(Your residence status may be revoked)ことがあります。また、罰金(fine)や強制帰国(deportation)になることもあります。ルールを守りましょう。
また、留学の本当の目的は勉強です。アルバイトのために勉強をおろそかにすると、ビザの更新(renewal)ができなくなることがあります。学校の出席率(attendance rate)と成績(grades)も大切です。
7. 学校での生活と注意点
留学生として日本で勉強するときに、気をつけることがあります
出席率(Attendance Rate)
学校にはきちんと通いましょう。出席率が低いと、ビザの更新ができなくなることがあります。多くの学校では、80%以上の出席率が必要です。
成績(Grades)
勉強をしっかりして、良い成績をとりましょう。成績が悪いとビザの更新が難しくなります。
住所登録(Address Registration)
日本に来てから14日以内に、住んでいる市区町村の役所(municipal office)で住所登録をする必要があります。また、引っ越した場合も14日以内に新しい住所を登録しましょう。
健康保険(Health Insurance)
日本では、すべての人が健康保険に入る必要があります。留学生は「国民健康保険(National Health Insurance)」に入ります。これで、病院で治療を受けるとき、費用の70%が補助されます。
学校によっては、寮(dormitory)やアパート探しを手伝ってくれることがあります。また、生活のサポート(support)も提供しています。困ったことがあれば、学校の留学生担当者(international student coordinator)に相談しましょう。
8. 卒業後(After Graduation)の進路
学校を卒業した後には、いくつかの選択肢があります
進学する(Further Education)
日本で次の学校に進むことができます。例えば:
- 日本語学校から専門学校や大学へ
- 大学から大学院へ
この場合、新しい学校の入学許可書をもらって、在留資格「留学」の更新(renewal)をします。
日本で就職する(Work in Japan)
日本で仕事を見つけたら、在留資格を「留学」から「就労ビザ(Working Visa)」(例:技術・人文知識・国際業務)に変更します。
就労ビザをもらうには、あなたの学歴や専門知識に合った仕事である必要があります。
就職活動を続ける(Continue Job Hunting)
もし卒業しても仕事が見つからない場合、「特定活動ビザ(Designated Activities Visa)」に変更して、最大1年間就職活動を続けることができます。
この場合、学校からの推薦状(recommendation letter)が必要です。
帰国する(Return to Your Country)
自分の国に帰って、日本で学んだことを活かすこともできます。
卒業後、在留期間(period of stay)が残っていても、学校を卒業したら「留学」の目的は終わりです。帰国する場合は、できるだけ早く日本を出国(exit)しましょう。
重要
卒業後も「留学ビザ」のまま日本に長く滞在することはできません。在留資格の変更や更新が必要です。卒業の約3ヶ月前から、次の進路についての準備を始めましょう。
9. 専門家に相談するメリット
留学ビザの申請は複雑です。多くの書類と手続きが必要で、小さなミスでも不許可(rejection)になることがあります。行政書士(Administrative Scrivener)のような専門家に相談すると、次のようなメリットがあります
- 正しい書類の準備と書き方のアドバイス
- 申請のミスを減らせる
- 複雑な手続きの説明と案内
- 申請後のフォローアップ
- あなたの状況に合った最適な方法の提案
行政書士しかま事務所のサポート
当事務所では、留学ビザ申請のサポートを行っています。複雑な手続きや書類の準備でお困りの方は、ぜひご相談ください。
初回相談は無料です。あなたの状況をお聞きして、最適なアドバイスをいたします。
まとめ
日本への留学は、素晴らしい経験になります。でも、ビザの申請は複雑で時間がかかります。このブログで説明した手順を参考に、しっかりと準備を進めてください。
留学ビザ申請の重要なポイント
- 早めの準備が大切(入学の5~6ヶ月前から)
- 必要書類をすべて用意する
- 経費支弁能力の証明は特に重要
- 日本語能力の証明も必要
- アルバイトのルールを守る
- 学校の出席率を高く保つ
- 卒業後の進路を早めに考える
困ったことがあれば、専門家や学校の担当者に相談しましょう。日本での留学生活が充実したものになることを願っています。
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